群馬県で犬や猫を飼うならペットショップではなく譲渡会・里親探しがおすすめ

北関東の内陸県である群馬は、尾瀬国立公園など自然豊かな環境が多く残っています。県内のペットショップ（ペット関連業者）は154店舗。人口が多い前橋市と高崎市に集中しています。

群馬県のペットショップ（ペット関連業者）

群馬県の動物愛護

動物愛護をテーマにしたポスターコンクールぐらいで、群馬県では県主催の譲渡会といったイベントは一切行われていないようです。ただ、動物愛護センターの体制が大きく変わり、これから本腰を入れて啓発事業に取り組むのかもしれません。

動物愛護ポスターコンクール

動物愛護の啓発事業として、昭和50年から実施している動物愛護ポスターコンクールは、毎年9月20日～26日の動物愛護週間に合わせて行われています。群馬県内の小中学校及び特別支援学校の児童・生徒を対象に募集され、毎年1万点を超える作品が寄せられているようです。

動物愛護センターを集約

平成27年7月1日に、県内11ヶ所あった動物愛護センター（保険福祉事務所）が、1ヶ所の動物愛護センターと3ヶ所の出張所に集約されました。

繁殖と生体販売を繰り返す「世界の名犬牧場」

北関東最大のドッグコミュニティーパークで、世界中から集められた70種300頭の犬がいる「世界の名犬牧場」が前橋市にあります。

約18,000㎡の敷地にはお散歩体験やふれあいエリア以外に、ドッグランやドックカフェなどもあり、愛犬家も楽しめる人気の観光スポットとなっています。

しかし、その裏側では命を売って金儲けをするペットビジネスで成り立っています。

まず、世界の名犬牧場で生まれた子犬は安価で販売されています。子犬は生後8週以前に販売しているため、優良的なブリーダーとは言い難いでしょう。

また、動物愛護をアピールして里親募集も行っていますが、保健所から救出した犬ではなく「ふれあいわんちゃん」として活躍した老犬や負傷犬、施設内のペットショップで売れ残った子犬たちです。

繁殖と生体販売を繰り返す世界の名犬牧場。里親が決まらなかった犬たちが、その後どうなるのかは不明ですが、群馬県の殺処分ゼロに向けて、真っ先に改善すべきペット事業者といえるでしょう。

群馬県の犬猫殺処分について

世界の名犬牧場では、毎年多くの子犬が産まれています。しかし、群馬県の動物愛護センターでは、毎年多くの子犬が殺処分されています。平成26年度は殺処分される犬の約15％は子犬でした。

もちろん犬だけではありません。平成26年に殺処分された猫1098匹のうち、905匹が子猫でした。

ペットショップで飼える犬猫と殺処分される犬猫は同じ命です。まずは保健所で救える犬や猫に会ってみてはいかがでしょうか？

参照元：犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況（環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室 平成26年度資料）

群馬県の動物愛護ボランティア団体

動物愛護ボランティア団体では、殺処分前の犬や猫を救出して、保護する活動を行っています。また、保護した犬や猫は譲渡会を通じて、新しい里親に引渡しが行われます。殺処分を無くすためにも、ペットショップへ行く前に譲渡会に足を運んで下さい。

NPO法人 日本動物愛護福祉協会 高崎アニマルランド

NPO法人 群馬わんにゃんネットワーク

わんステップ・ぐんま

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ペットショップハックは、インターネットを使って犬や猫の殺処分ゼロを目指しています。「ペットショップ　群馬県」という検索キーワードでこのページが上位に表示されると、ペットショップではなく、保護犬・保護猫の譲渡会へ行く人が増えます。そして、譲渡される犬や猫が増えれば、動物愛護ボランティア団体は、より多くの犬や猫を殺処分から救うことができます！

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