宮崎県で犬や猫を飼うならペットショップではなく譲渡会・里親探しがおすすめ

宮崎県は九州地方の南東部に位置し、とても温暖な気候が特徴。多くのプロ野球チームがキャンプ地としても利用しています。

そんな宮崎県内のペットショップ・関連業者は全104店舗となっています。

しかしその一方で、年間1332匹の犬や猫が殺処分されています。

人間の都合で増やされ、人間の都合で奪われる命を少しでも減らすために、まずは里親になるという選択を考えてみてはいかがでしょうか？

宮崎県のペットショップまとめ

みやざきドッグ愛ランド

宮崎県では「みやざきドッグ愛ランド」と呼ばれる情報ネットワークサービスを提供しています。

宮崎県内で保護された犬や猫の情報をはじめ、センターに収容され譲渡可能な犬や猫、また迷子情報も掲載しています。

譲渡に関しては、動物愛護センター職員が登録した以外にも、里親探しを行いたい飼い主が直接登録することも可能。

みやざきドッグ愛ランドは、飼い主による保健所持ち込み削減にも繋がっています。

みやざき動物愛護センター

2017年4月、宮崎市清武町に「みやざき動物愛護センター」がオープンしました。

長年、動物愛護センターの役割を果たす行政施設が存在しなかった宮崎県にとっては大きな一歩です。

宮崎県と宮崎市が共同で設置し、総工費は5億800万円。収容した負傷動物等の治療、地域猫の不妊去勢手術の実施も行っています。

毎週日曜日10時〜15時には譲渡会を開催するなど、殺処分ゼロに向けた体制は万全。

宮崎県の動物愛護拠点として、今後もますます期待できます。

役目を終えたひまわりの家が閉鎖

画像：命の架け橋 ひまわりの家

みやざき動物愛護センターのオープンに伴い、保護団体エンジェルス・カンパニーが運営する「ひまわりの家」が閉鎖しました。

2008年4月にスタートした「ひまわりの家」は、長年、宮崎県から犬猫譲渡事業を業務委託されていました。

陰ながら宮崎の動物愛護を支えてきた施設。みやざき動物愛護センターにバトンタッチした形となったようです。

即日殺処分から救う「いのちのはうす保護家」

みやざき動物愛護センターが設立する以前の話です。

宮崎県では、保護した犬猫に譲渡適性検査の判定を行い、それに合格したらひまわりの家へ行き、新しい飼い主探しを行うといった仕組みでした。

一方で、譲渡適性検査に不合格となった犬や猫は、即日殺処分されていました。

そんな現状を変えようと立ち上がったのが「いのちのはうす保護家」の代表を務める山下由美さん。

いのちのはうす保護家では、譲渡適性検査に不合格となった動物、つまり殺処分対象の犬や猫を引き取り里親を探す活動を行っています。

画像：いのちのはうす保護家

映画「ひまわりと子犬の7日間」の舞台となった宮崎県

2013年に公開された映画「ひまわりと子犬の7日間」は、宮崎県が舞台となっています。

原案は「奇跡の母子犬」という実話を題材にした小説。3匹の子犬とその母犬（ひまわり）の物語で、「命の期限」という殺処分がテーマになっています。

ちなみに、原案の著者は「いのちのはうす保護家」の代表を務める山下由美さん。

画像：いのちのはうす保護家

凶暴な犬は即日殺処分していた当時の宮崎県と、そういった方針に疑問を抱く人々の葛藤。

「ひまわりと子犬の7日間」がきっかけで、宮崎県内の動物愛護に対する意識が変わったと言っても過言ではありません。

宮崎県の動物愛護事業を引き受けていた「ひまわりの家」の由来にもなったそうです。

宮崎県で1年間に殺処分される犬猫の数

映画が公開され、殺処分に対する意識が変わったとはいえ、宮崎県では1年間に1332匹もの犬や猫が殺処分されています。

殺処分数は確実に減りつつあります。しかし、ひまわりの名誉にかけて、殺処分はゼロにしなければいけません。

犬や猫を飼いたいという方はペットショップではなく、動物愛護センターもしくはボランティア団体に問い合わせてみましょう。

参照元：犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況（環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室 平成26年度資料）

宮崎県で譲渡会・里親探しを行っているボランティア団体

動物愛護ボランティア団体では、殺処分前の犬や猫を救出して、保護する活動を行っています。また、保護した犬や猫は譲渡会を通じて、新しい里親に引渡しが行われます。殺処分を無くすためにも、ペットショップへ行く前に譲渡会に足を運んで下さい。

いのちのはうす保護家

みやざき動物のいのちを守る会

アニマルボンド

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ペットショップハックは、インターネットを使って犬や猫の殺処分ゼロを目指しています。「ペットショップ　宮崎県」という検索キーワードでこのページが上位に表示されると、ペットショップではなく、保護犬・保護猫の譲渡会へ行く人が増えます。そして、譲渡される犬や猫が増えれば、動物愛護ボランティア団体は、より多くの犬や猫を殺処分から救うことができます！

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