長崎県で犬や猫を飼うならペットショップではなく譲渡会・里親探しがおすすめ

長崎県は九州の北西部に位置し、五島列島、壱岐島、対馬など全国で最も島が多い県です。

人口は130万人で年々減少傾向ですが、県内には全118店舗ものペットショップが軒を連ねています。

一方で、1年間に殺処分される犬猫の数は3451匹。意外と知られていませんが、長崎県は殺処分数全国ワースト5の常連なんです。

殺処分を無くすためにも、ペットショップではなく、一度、動物愛護センターに行ってみませんか？

長崎県のペットショップまとめ

飼い主と飼い主をつなぐ掲示板「ながさき犬猫ネット」

長崎県動物愛護情報ネットワーク「ながさき犬猫ネット」は、動物愛護センターのホームページとしてだけでなく、里親募集や迷子の掲示板としても活用されています。

他県であればすぐに保健所に持ち込むところ、こういった掲示板がワンクッションとなって、飼い主からの引き取り数削減に役立っています。

高島の野良猫狩り。32匹を即殺処分した長崎市

2013年8月〜7月にかけて、長崎市にある離島の高島町で起きた野良猫狩り。

島に住み着いた野良猫32匹が、高島行政センターによって捕獲されたのち、動物管理センターで殺処分されました。

参考：離島・高島で長崎市が猫約30頭を駆除！

不妊去勢手術という考えが浸透していない島では、野良猫が増えすぎて困っていたようです。

自治会や住民からは「早く何とかして欲しい」という要請を受け、行政が野良猫狩りを実行したというのが事の発端。

しかし、野良猫とはいえ命を粗末にするこの行為、決して許されるものではありませんでした。

この事態は動物愛護団体によってすぐに事実究明され、長崎市と高島行政センターには多くの抗議が寄せられました。

対して長崎市は「所有者からの引取りという形をとった」と事実を曲げました。

これが火に油を注ぐ形となり、県内外からも抗議の問い合わせが寄せられパンク状態に。

住民に地域猫という理解が得られないという理由で、不妊去勢手術助成金が廃止されたのが2012年。その翌年に起きた野良猫狩り。

今回のように、殺処分を前提にした野良猫の一斉捕獲は動物愛護法に反する行為とも捉えられます。

その後、高島町はこれまでの方針や体制を改め、野良猫を守っていく建設的な計画に変容。

動物愛護団体のTNR（不妊去勢手術）に職員の方が全面協力したり、野良猫を嫌う住民とも話し合いを続けているそうです。

野良猫狩りが行われた島から、野良猫を大切する島に。

高島町のような行政がもっと増えれば、殺処分は確実になくなるでしょう。

参考：in長崎・高島（NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ）
参考：高島の猫たち（CATWINGS）

長崎県で1年間に殺処分される犬猫の数

高島町のように改善された行政はごく一部で、今でも年間3451匹の犬や猫が殺処分されています。

また、引き取り数4060件というのも、地方自治体としては異常な数です。東京都や神奈川県を足しても、長崎県の引き取り数の方が多いというのが現状です。

参照元：犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況（環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室 平成26年度資料）

長崎県で譲渡会・里親探しを行っているボランティア団体

動物愛護ボランティア団体では、殺処分前の犬や猫を救出して、保護する活動を行っています。また、保護した犬や猫は譲渡会を通じて、新しい里親に引渡しが行われます。殺処分を無くすためにも、ペットショップへ行く前に譲渡会に足を運んで下さい。

長崎ねこの会

長崎はっぴーあにある

長崎 Life of Animal

長崎県央 犬と猫の会

長崎の保健所の命を救う会

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ペットショップハックは、インターネットを使って犬や猫の殺処分ゼロを目指しています。「ペットショップ　長崎県」という検索キーワードでこのページが上位に表示されると、ペットショップではなく、保護犬・保護猫の譲渡会へ行く人が増えます。そして、譲渡される犬や猫が増えれば、動物愛護ボランティア団体は、より多くの犬や猫を殺処分から救うことができます！

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